第152回競作、選評

 第152回競作『テレフォン・コール』

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たいていのことはメールやチャットツールで済ませてしまうので
テレフォン・コールはあまりいいお知らせでないことが多いです。

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△<テレフォン・コール3>(海音寺ジョー)
> 未練未練、未

あまりいいお知らせじゃないんですよね、ほんとに。
しごといきたくない。


○<テレフォン・コール13>(はやみかつとし)
> ネットワーク経由で

かつおぶしとか昆布の香りも集められるのかなあ、とか。
寒い時期は丁寧に作られたスープが恋しいものです。
わかるようなわからないようなギリギリの情報の塩梅が心地よく、
雰囲気を味わうSFだな、と感じられました。
「フォン」と仏語を使っているのに「コミュニティ」「シミュレーション」と
英語が出てくるのは微妙に減点要素ですが、気にいったので正選で。


○<テレフォン・コール16>(脳内亭)
> 真夜中、

タイトルの雰囲気を巧く作品の雰囲気に織り込んであり、
見事だと思います。
洋物・アングラ、といったあたりの映画的印象を受けました。


×<テレフォン・コール19>(磯村咲)
>電話とかけまして

見事、の一言です。
ただ、タイトルとの距離がどうかな、と考えます。
作品本文が、からっとしているというか、シンプルというか、
エッセンスだけ抽出したような慎重な言葉選びに思うのですが、
謎かけが導入になっているためどうしても和の印象がぬぐえず、
カタカナのタイトルにはあまり合っていないのではないかと感じました。
でも好きです。
今回、逆選すごく悩んで、これも正選候補だったのですが、
タイトルとのマッチングを理由に逆選に推します。

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息をしたり、寝たり、食べたり、音楽を聴いたり、500文字小説を書いたりしています。
鉄の街出身、晩秋生まれの嘘詠い。

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