福岡ポエイチ2016、谷川俊太郎トークイベント

 こんばんは、こおりです。
 福岡ポエイチ5周年記念企画Re:nameのイベント、谷川俊太郎氏のトークイベントに行ってきましたよ、と。今日。

 9:30開場10:00開演だったんですけど、開場前には都久志会館前には行列が。ちなみにチケットはソールドアウトだったそうです。
 10:00ちょっと過ぎたくらいでポエイチのスタッフの方からのお話があり、そしていよいよ谷川氏の登場。ちなみに詩人の渡辺玄英氏との対談という形のトークセッションでした。

「福岡は文化的なところなんですね」とチケット500枚以上が売れたことに触れる谷川氏。

 最初は他愛のない話から入りましたね。
 谷川氏が、宙に浮かぶものが好き、キッチュなものが好きという話から「おもちゃが好きなんです」と。おもちゃの世の中の役に立たないところがいいんだそうです。
「詩とおんなじですね」
 そこから一気に詩、現代詩の話に。

 谷川氏がイギリスの詩人から「好きな詩はあるか」と問われて、ある、と返したら「暗唱してみろ」といわれて、いや暗唱できない、と答えると「暗唱できないならそれは好きな詩ではない」といわれた、というやり取りから日本の現代詩は韻をあまり重視していないという話になりました。
 谷川氏は基本的にあまり自身の詩をほとんど暗唱できないそうなのですが、ひとつふたつできるものがある、とおっしゃって2遍の詩を暗唱しました。どちらも韻を踏んだリズミカルな言葉遊び。
 私は知らなかったのですが、戦中に詩人が戦争を肯定する詩を韻文で書き、読み広めていたらしいですね。
 日本の戦後現代詩は戦中のそういうのを忌諱するかのように韻文を軽視、というか避けてきたという背景があるようです。「(口に出して楽しめないことが)詩の読者を減らしてしまったのかも」と分析していました。

 ポエイチの今回の目玉は、谷川氏にポエイチ会場で1遍、詩を作ってもらうというのを掲げていました。
 読み上げられる詩。ポエイチのタイトルと同じ「リネーム」というタイトルでした。
 ポエイチ会場はリノベーションミュージアム冷泉荘という古い建物をリノベした場所です。
「(建物の風情に)すごく馴染みがあるんですよ」と谷川氏。「けれど、古いものを書こうという気にはならなくて、リネームというタイトルを頂いて書いた」と。
 ちなみに今回谷川氏が作ったこの詩。ポエイチ会場でコピーをもらえると聞いていたのですが貰い忘れました……。

 その後、「未発表作を読み上げようかと思って」とノートパソコン(林檎印)を起動する谷川氏。
 渡辺氏が谷川氏の朗読を待つと、ノーパソがなかなか起動しなくて無音からの会場の笑い声とか。2遍の未発表作を朗読してくださいました。
 2遍とも全てひらがなで書かれた詩だったらしいのですが、2遍目ではつっかえて「書いた本人もどこが区切りだかわからなくなりますね」と笑っていらっしゃいました。

 会場からの質問に答えてくださるコーナーもありました。
 ノートパソコンを使っていることについてにも質問がありましたね。谷川氏、ご自分の筆跡が嫌いで、ワープロが出たときに喜んで使ったのだそうです。ところが最初のものはディスプレイが1行しか表示されないものだったそうです。すぐに画面に200文字ほど表示できるタイプのものが出て、それからはワープロ→ウィンドウズ→マックと乗り換えてこられたそうです。
 そして、デジものに抵抗がないというより、プロダクトデザインはお好きなんだそうです。家電量販店にも3年ほど前まではよく行かれていたそうですが、最近はネットで商品が見れてしまうのでめっきり行かなくなってしまったのだとか。

 そんな感じで11:30くらいに終演。
 お昼ご飯を食べてポエイチ2日目へ行ったのですが、ものすごい人でした。超混んでた。1日目にも行ったのですが、そのときはいつも通りのポエイチだな、と思ったのですが、トークイベントから流れてきた方が結構いらっしゃったみたいですね。

 
 

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モノカキ時は「氷砂糖」の筆名使用。
息をしたり、寝たり、食べたり、音楽を聴いたり、500文字小説を書いたりしています。
鉄の街出身、晩秋生まれの嘘詠い。

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