第145回競作、選評

 第144回競作『永遠の舞』

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△<永遠の舞3>(つとむュー)
>「ねえ、秒速七・九キロメートルって知ってる?」

まあ単純に考えて、ドローンは大気圏を超えられないし
電波届かなくなったら制御不能だよなあとか、他にもいろいろツッコミ所があって
調べるの面倒だから放っておきますけど、ツッコむだけ野暮なんだろうなあという気もします。
逆選と悩んで次点。


×<永遠の舞7>(海音寺ジョー)
> 母はいつも叔父の悪口をいう。

些細なことですが、叔父とは両親(この場合は母の)の弟のことで、
母親の兄を示すなら伯父じゃないと。
テキストしか情報が無いのですから、そのテキストには気を配っていただかないと。
あと、文中に「切実」って出てくるけど、切実さが微塵も感じられません。
逆選。


○<永遠の舞10>(だんぞう)
> あの夏の夕暮れが僕の記憶に絡み付いたまま離れない。

すこしエロチックで、ホラーの風味。
今回の作品群の中で、文章の巧さは一番かな、と。
この話運びで、最後の一文に持ってくるのも巧い。
正選。


○<永遠の舞15>(はやみかつとし)
>1ではなく、はじめに2と3があった。

最初に「1ではなく」と持ってきて、後段に「1は。」と持ってくるのが巧いな、と。
世界のありように対して説得力があるというか。

これ、初読時には逆選入れようと思ってたんですが、理由が思い出せないので素直に正選で。

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息をしたり、寝たり、食べたり、音楽を聴いたり、500文字小説を書いたりしています。
鉄の街出身、晩秋生まれの嘘詠い。

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